私が今回このプログラムに参加しようとした理由は、テレビや新聞で見る様子を実際に見ることで何か学べるのではないかと考え、また、自分も被災者の方たちのために何か役にたちたいと思ったからです。「現在でも余震や津波警報が出る状況が続いていて、決して甘い気持ちでは行ってはいけない」という先生が言ったこの言葉について、自分は行っても役にたつのか、本当に行くべきなのかをよく考えました。しかし私にはどうしても現場に行って、実際に様子を自分の目で見て、周りの人たちに伝えたいという気持ちがあったので、両親と話し合い、両親も「今行かなくてどうする」、「私たちの分まで頑張ってきてね」という言葉をくれたので行くことを決心しました。
被災地を訪れ、現場を直接目で見た時は言葉が出ませんでした。テレビや新聞で見たのと全く同じ光景でしたが、画面や写真を通して見るのと、実際に自分の目で見るのとでは全く違った光景に見え、大きな衝撃を受けました。現場を一言で言いあらわすとすれば、「青々茂る生き生きとした山と美しい海に囲まれた灰色の荒れ地」でした。山や海は何もなかったかのようでしたが、その中にあるのは、建物はなく田畑も荒れた平らな灰色の地でした。私はこの光景に最も衝撃を受けました。山と海に囲まれ大変のどかに思われましたが、家や学校の校舎などは流されてしまった地は寂しい様子でした。しかし私が訪れたところはそのような悲しい事実だけではありませんでした。がれきや木、草などを撤去し綺麗に平らにされた空地のようなところで草野球をする少年たち、進水式を行う現地の人々、私たちボランティアを理解し快く受け止めてくださる被災者の方々がたくさんのものを失ってしまった被災地を依然と守っているように見えました。私はこのような光景を見て、少し不謹慎なのかもしれませんが心が温かい気持ちになりました。復興しようとしている、そんな様子がうかがえました。私がした仕事は主にがれき拾いであり、直接東北を助けている気にはなれませんでしたが、被災者の方々が、私たちボランティアの活動を見て少しでも心が癒されていると思うと、しんどい活動も全く持って苦ではありませんでした。むしろ被災者の方々に喜んでもらえていると考えれば、もっと手伝いたい、役にたちたいと思いました。
このプログラムに参加できたことにとても感謝しています。言葉では表せない感情やそれほど受け止めがたい事実を実際に目の当りにし、私にとってとても良い経験となりました。帰ってきてから、学校や家で「どうだった?」という質問に、どこから話せばいいのかわからなくなるくらいたくさんのことを学び、たくさん考えさせられました。私はこのプログラムは参加することだけが大切だと思っていません。これからこの経験を周りの人たちに伝えることがもっと大切だと思います。そしてボランティアの隊長さんが言っていたように、話を聞いて一人でも多くの人がボランティアに参加することを願っています。そして何より東北の復興を願っています。 11年Y
0 件のコメント:
コメントを投稿